デッドプール2 《R指定とかいう問題じゃない映画とポスター》
映画の点数…80点
ポスターの点数…40点
R指定の興行収入を塗り替えた一作
こんにちは、ピースマイルです。
今回取り上げる映画は《デッドプール2》です。
本作はR指定にも関わらず大ヒットした映画でして。
R指定における興行収入を更新したとかで、ここまで下品な作品がこれだけ評価されるのですから単に「最近のマーベルはすごいなぁ」とかでは片付けられない魅力に溢れた一作だったのだと思います。
とはいえ、僕はこの作品が「R指定」という言い方にそもそも疑問があって、これだけ映画リテラシーが試される映画もないなと感心します。
それだけ映画愛にあふれた一作なのは間違いないですが、本当に何も考えずに「最近よく見かけるし売れてるみたいだから見てみよ〜」と気軽に鑑賞した人達はどのような反応だったのか気になるところです。
映画リテラシー次第な一作
映画リテラシーなんて書くとずいぶんと偉そうな感じなのですが、素直に「映画をどれだけ観たことがあるか」が試されるのは間違いない一作です。
メジャーなところではアナ雪、アベンジャーズ、ターミネーターあたりは観ていないと分からないギャグがあります。
中級ではスターウォーズ、DCバットマンあたりからとられているギャグもたくさん。
上級ではフラッシュランドなどの「これは若い人は分からんやろう…」というギャグも盛りだくさんで、僕も恥ずかしながら全然理解できないコメディシーンがたくさん出てきていました。
もちろんそんな知識が無くても十分に楽しめる映画ではあるとはいえ、これだけ多くの観客を相手に一歩も引かずにそれだけのギャグを放り込んでくる姿勢はすごいなと思うし、そこが評価されたのは間違いないでしょう。
レズビアンも出るし人種差別をイジる発言もあるし、本当になんでもありに見える作品。
でも当然ながら観る人を傷つけない配慮はされているし、限りなく下品な作品でありながらも映画全体には清潔感があるから不思議なものです。
次作、ディズニー傘下に入った影響が悪い方に働かないことを願っていますがどうなんでしょうね。
ポスターもこの通り
映画の仕上がりがあの通りならば、ポスターの仕上がりも当然こうなります。
元ネタを予想したり探したりするのも楽しいですね。
よくここまでメチャクチャやっておきながらお客が入ったなと感心します。
種類も豊富だしいずれのクオリティも高いですね。
思うに、デザイナーさんは作りながら楽しかっただろうなぁと思います。
デザイナーさんがノって作ってるかどうかはなんとなく分かるつもりなのですが、これらのポスターにはそれを感じます。
デザイナーさんが楽しんで作るポスターが良い広告であるかというと決してそんなこともないのですが、観ていて楽しい気分になることは多いですね。
日本語版ポスター
一方で日本語版ポスターの方には不満があります。
うーん。
せっかくデッドプールを上映するのだから、もっと激しく遊んだポスターにすればいいのにと思います。
日本語版ポスターの方はどことなく事務的な感じがするというか、キャタクターをなんとなく並べただけなんですよね。
それでもカッコイイビジュアルならば問題ないのですが、本当に並んでるだけなので緊張感もないですし。。。
もうちょっとどうにかならなかったのかな?
せっかくなので
せっかくだったら、日本でもこのデッドプールを素材にして遊んだら良かったのにと思います。
銀魂あたりならコラボレーションの許可も出たんじゃないのかなと思うんですけど。。。
そういう遊びがあってこその映画だと思うんですけどね。
次作ではそういう遊びがあったらいいのになと思います。
まとめ
映画全体のパワフルさに対して、どうしても日本ではいまひとつノリきれていないなぁと感じるところがあって。
この手のコメディ映画の楽しみ方が分からないというのはあると思うんですけど、それも2作目ですからね。
もうちょっと広告の力でお客さんの数を増やせる部分はあったんじゃないかなぁと思ってしまいます。
それでは、また。
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